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妖率調整

妖夢単体は、一人だけ人間と妖怪の双方の性格を持つという特性上、他のキャラに比べて妖率の調整にかなり癖があります。普通にプレイする分にはあまり気になりませんが、稼ぎを意識する場合、この違いはかなり大きなものとなります。これは基本特性が人間でありながら、妖怪用の稼ぎをする必要があるというアンバランスさに起因しているのですが、そのあたりについてまとめてみます。

まずは復習から。マニュアルの記述によると、妖率が変化するのは以下の場合です。

妖率が(正、もしくは負の方向に)増加する条件は以下のとおり
・刻符を取ると増加
・ショットを撃つと時間で増加
・敵を倒したりすると増加
・スペルカードを使用する(必ず、MAXになります)

妖率が0に近づく条件
・使い魔をショットで撃破する
・何もしない
・ミスをする

ところが、マニュアルには記述されていませんが、もう一つ重要な条件が存在します。

・妖怪操術状態で敵弾にかすると、妖率が正方向に増加する

これは現在の妖率にかかわらず、妖怪操術状態でのみ、ボス戦、道中の区別無く発動します。1かすりにつき1%のようです。

で、この条件が妖夢単体での稼ぎにどう関わってくるか考えてみましょう。
妖夢単体は人間と妖怪の両方の特性を持つと言われますが、この表現は正確ではありません。正確には
・基本特性は人間で、使えるのは人間操術のみ。ただし、人間・妖怪双方の逢魔が刻状態を持っている
となります。つまり、妖夢単体の低速移動は、妖怪操術ではないということです。そのため、上記のかすりによる妖率上昇の恩恵を受けることが出来ません。この特性により、妖夢でのかすり稼ぎはチームでのそれよりもかなりシビアなものとなります。

例えば、国体「三種の神器 郷」で中避けを、事前の妖率調整に失敗して妖率0%の状態で開始したとします。ボス戦でのかすり稼ぎは妖怪逢魔が刻状態でないと意味がありませんが、猛烈な勢いでかすりが行われることによりチームの場合はあっというまに妖怪逢魔が刻に遷移し、はじめから妖率100%だった場合と得点はさほど変わりません。損したとしてせいぜい刻符数十個程度です。

妖夢単体で同様のミスをした場合はどうでしょうか。かすりで妖率を上げることが出来ないため、妖怪逢魔が刻に遷移するためには、低速移動状態でショットを撃つしかありません。そして基本特性が人間のため、ショットを打つと使い魔を破壊してしまいます。前述の通り、使い魔を破壊すると妖率は0に近づきます。妖率の変化は相殺されてしまい、逢魔が刻に移行するまでにはかなりの時間が必要となります。

また、事前調整に成功したとしても、稼ぎ中も気を抜くことは出来ません。慧音の上下移動はランダムのため、大きく動かれると低速移動だけでは辛いような状況に遭遇することもあります。その場合、チームの場合は必要に応じて高速移動を使ってリカバーすることが可能です。高速移動を使用したことにより瞬間的に妖率が80%を切ったとしても、次の瞬間にはまた元の逢魔が刻状態に戻っています。
妖夢単体で同じことをするのは、かなりの賭になります。タイミング次第では一気に妖率が下がってしまう上に、一度下がった妖率は回復させることが出来ません。

この「かすり稼ぎ中に安易に高速移動を使用することが出来ない」という特性は、郷以外にも例えば永夜蟄居の回転効率、寅の中避けの脱出時など、様々な場所に影響を与えます。
by mostlyharmless | 2005-06-25 16:59 | th08-Misc