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「永夜返し -子の四つ-」

慣れると9割方安定するのですが、慣れるまでが辛く、全く取れる気がしないという意見もよく耳にするスペル。

ある程度弾道が見えているなら、ひたすら反復練習を繰り返してだいたいこの位置でこんな動きをすれば死なない、というパターンを体で覚えるのが手っ取り早いでしょう。既にそれで安定している人は他人の攻略など読まない方が良いです。混乱してせっかく身につけたパターンが崩れる可能性があるので。

しかし、そもそも全く見えない、どこに視点を置いたらいいかすらさっぱりわからないという状態だと、闇雲に練習しても取れるようにはなりません。そういう人向けに、一応私が避けるときに意識していることを書いてみます。

他のスペルの攻略でも似たようなことをやっていますが、弾道がまるで見えない場合にやることは決まっています。まず弾幕を要素ごとに分解すること。次に分解した複数の要素を同時に見なくても済むパターンを考えること。脳がパニックを起こすのは同時に入力される情報量が許容量を超えている事が原因なので、まずそれを何とかします。

分解するのは簡単です。構成は自機狙いの大玉と、左右からの交差弾の計3種。大玉は適当に左右に振ってやるだけで当たらないのでそもそも無視できるとして、交差弾を上手く順に捌く方法さえ考えればいいわけです。

ところが、この交差弾は着弾するタイミングが同時なので、基本的に右を避けてから左を避ける、というような避け方は出来ません。軌道を先読みして弾の当たらない位置にあらかじめ移動しておき、着弾を待つ、というパターンになる必要があります。難しそうに感じますが、実際には着弾が同時とはいえ先読みまで同時にする必要はないので、片方ずつ順に判断を下してから着弾を待てばいいだけのことです。慣れればそんなに難しくありません。

私が使っているパターンでの、視点の移動をまとめてみます。

1) まず右側の交差弾の先頭に視点を合わせて、軌道を先読み
2) 少なくとも右側の交差弾には当たらない位置に移動
3) 左側の交差弾の先頭に視点を合わせて、軌道を先読み
4) 上下移動の微調整で左側の交差弾にも当たらないよう調整
5) 着弾を待つ。左右双方の交差弾が自機の脇をすり抜けていく。

まず画面右下の適当な位置で待ちます。これは端に寄ることにより右側の交差弾が真上からまっすぐ落ちてくるようになり、見切りやすくなるため。

交差弾が来たら少し左下に移動して大玉を避けつつ、視点を右上から落ちてくる交差弾の先頭に集中します。ここで重要なのは、弾が真上に近い角度から並列に落ちてくると言うことは、その並列の隙間に一度入ってしまえば、その後は多少上下に移動してもこちら側の交差弾には被弾しないという点です。これを頭に叩き込んでおきます。
視点を合わせるのは交差弾の先頭の弾のみです。後続は動かなければ当たらないので、見る必要はありません。

次に右の交差弾は視界から消して意識を左の交差弾に振り、そのままの位置で被弾するかどうかを確認します。被弾しないようならそのままの位置で待ち、被弾するようなら「少しだけ上に」移動します。「少しだけ下」でもかまいませんが、要するに先ほどの「隙間に一度入ってしまえば、その後は多少上下に移動しても被弾しない」という条件を上手く使うわけです。

これで左右双方の交差弾に当たらない位置になっているはずです。あとは交差弾が通り過ぎるのを待つだけです。

なお、自機狙いの大玉を左右交互に振るため、偶数回目と奇数回目では最初に大玉を避ける方向が逆になりますが、それ以外は視点の合わせ方も避け方も同じです。

こうして番号を振って順に書くと結構忙しそうに見えますし、実は実際忙しいです。しかもLunaticの弾速だと1)から5)までを0.5秒~1秒程度で捌く必要があり、上の通りに頭で考えて実行するには少々辛い時間です。最終的には結局、だいたいこの位置に弾が来たらこう動くと当たらない、という感じで頭で考えるよりも先に体が動くように練習することになります。

なにやらふりだしに戻った感じですが、闇雲に練習するよりもちゃんと理屈を考えながら練習した方が効率は上がると思います。また、あらかじめ避ける際に移動する方向を決めておくことで、考えなくても体が動くための条件を整えてやるという意味もあります。
by mostlyharmless | 2005-09-03 17:13 | th08-6B